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キッチンの「あっ!これほしかった!」をご提案するアイディア商品、アウトドアでも活躍する商品をご提案する杉山金属株式会社公式オンラインストア
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匠味 鉄フライパン

クリア塗装の剥がし方・お手入れ方法

鉄フライパンは鉄という素材の性質上、

焦げ付きやサビが出やすいフライパンです。


しかし、正しい使用前準備と

お手入れ方法で他のどんなフライパンよりも長くお使いいただけます。


新調した鉄フライパン。

今回はまず、最初にしていただきたい "クリア塗装を剥がす" 工程を主軸に、

日々のお手入れまでをご紹介いたします。

クリア塗装とは?

鉄フライパンの表面には、製造からお客様のもとに届くまでサビ防止のため "クリア塗装" が施されています。

これは無色透明の表面塗料で、食品衛生基準法に承認されており人体に無害ですが、

使用する前に剥がさないと料理の味が変化する要因や鉄フライパンが焦げ付く要因になってしまいます。


またクリア塗装は、高温で鉄フライパンに焼き付けられているため

『焼き込み』をするほかに除去する方法がないため、空焼き作業が必要なのです。

IHでのクリア塗装の剥がし方

動画はこちらをご覧ください。

用意するもの

・鉄フライパン

・油

・金属タワシ or 紙やすり

・亀の子たわし

・野菜クズ (皮や芯など)

・キッチンタオル

STEP | 01

周辺環境

では、クリア塗装を始めるにあたって

環境を確認していきます。

PONT | 01

換気扇はONに

クリア塗装を剥がす際には煙が出るので、

換気扇はONにしておきましょう。

PONT | 02

電源ON

安全装置が反応してしまうので、

野菜クズを入れてから電源をつけましょう。

PONT | 03

加熱は強火厳禁

弱火~中火で加熱します。

STEP | 02

くず野菜でクリア塗装を剥がす

サビを防止するために

鉄フライパンの表面に酸化皮膜を作ります。

| 01

野菜クズを入れる

今回は野菜クズとして

キャベツの外葉、ブロッコリーの芯を用いましたが、

そのほかの野菜を用いてもOK

| 02

加熱する

焦げ付く一歩手前まで炒めます。

| 03

変色

加熱を続けていくとフライパン表面が、

茶色く変色していきます。

これが "クリア塗装の剥がれ" の目安となります。

全体がこのように変色するまで加熱を続けましょう。

| 04

目安と比較

左が新品の未使用鉄フライパン

右が加熱した鉄フライパンです。

未加熱と比べてクリア塗装を剥がした鉄フライパンは、

全体が緑みを帯びています。

鉄フライパン全体がこのようになったら加熱を止めます。

| 05

野菜クズを捨てる

十分に加熱が完了したら、

野菜クズを取り出します。

ここまでの作業で【クリア塗装(サビ止め塗装)の取り除き方法】は完了になります。

お手入れについて

STEP | 03

鉄フライパンを洗う

クリア塗装を剥がし終わった鉄フライパンを洗っていきます。

| 01

たわしで洗う

金属タワシ等で内外面のクリア塗装(サビ止め塗装)を

こすり落としてください。


洗剤の使用は厳禁です!

調理後はフライパンが温かいうちに

タワシ等を使用して、お湯で汚れを落としてください。

※やけどに注意してください。


傷に強い鉄フライパンなのでしっかりと擦って洗い流します。

| 02

水気をよく拭き取る。

鉄にとって、『水』は大敵です。

水滴を一滴も残さずに完全に水気を拭き取ります。

STEP | 04

空焼きを行う

鉄フライパンに油が馴染むように油ならしを行います。

鉄フライパン表面の酸化皮膜には、小さな穴が多く開いており、

この穴が油に入り込んで鉄フライパンの表面に薄く油の膜が作られるため、

これを行うことで鉄フライパンに油が馴染み、

焦げ付きやサビが出にくくなります。

| 01

油を入れる

500円玉くらいの大きさの量を目安に、

鉄フライパンに油を入れます。

| 02

油をなじませる

キッチンタオル等を用いて

油を鉄フライパン全体に満遍なくなじませます。

| 03

加熱する

馴染ませたら表面の油がなくなるくらいに少し加熱します。

なくなったら完了です。

以上でお手入れは完了になります。

ガスコンロでのクリア塗装の剥がし方

続いてガスコンロでのクリア塗装の剥がし方をご説明します。

動画はこちらをご覧ください。

用意するもの

・鉄フライパン

・油

・亀の子たわし

・キッチンタオル

・野菜クズ(皮や芯など)

STEP | 01

周辺環境

それではクリア塗装を始めるにあたって

環境を確認していきます。

PONT | 01

換気扇はONに

クリア塗装を剥がす際には煙が多く出るので、

換気扇は最大にしておきましょう。

STEP | 02

クリア塗装を剥がす

サビを防止するために酸化皮膜を作ります。

| 01

加熱する

中火で熱し、徐々に強火にして15〜20分

フライパンを傾けながら全体をムラなく加熱します。


| 02

焼き込み状態確認

煙特有の臭気が出ますが、これはクリア塗装(サビ止め塗装)が熱によって

気化している状態になります。

煙が出なくなるまで十分に加熱し本体の色が変われば

クリア塗装(サビ止め塗装)がほとんど取り除かれています。


加熱したらこのように茶色く変色していきます。

この変色が ”クリア塗装の剥がれ”の目安になります。

全体がこのようになるように行っていきます。

| 03

再加熱

部分的に塗料が残っていたら、

再び火を当てて完全に焼き切るようにしてください。

STEP | 03

洗う

クリア塗装を剥がし終わった鉄フライパンを洗っていきます。

| 01

たわしのみで洗う

こちらもIHコンロ同様洗剤は厳禁です!

たわしのみで水洗いしていきます。


この時ゴシゴシ洗ってもOK

傷に強い鉄フライパンなのでしっかりと擦って洗い流します。


⚠️ここまでの工程のまま放置するとサビの原因になります。

 必ず続きの工程を行いましょう。

| 02

水気をよく拭き取る。

鉄にとって、『水』は大敵です。

水滴を一滴も残さずに完全に水気を拭き取ります。

STEP | 04

空焼きをする

鉄フライパンに油が馴染むように油ならしを行います。


鉄フライパン表面の酸化皮膜には、小さな穴が多く開いており、


この穴が油に入り込んで鉄フライパンの表面に薄く油の膜が作られるため、


これを行うことで鉄フライパンに油が馴染み、


焦げ付きやサビが出にくくなります。

| 01

油を入れる

本体に多めの油を注ぎます。

| 01

油をなじませる

油をフライパンに傾けながらフライパン全体に

行き渡らせます。

※縁付近はキッチンペーパー等を使用して油をなじませます。

| 02

加熱する

再び加熱して油をフライパン全体になじませます。

※余った油はオイルポットに移してください。

普段のお手入れ方法

続いて鉄フライパンのお手入れ方法についてご紹介します。

使い終わった後の片付け方法は?

温かいうちに金属たわしを用いて、水で洗います。

調理後は温かいうちに洗うと汚れが落ちやすいです。

焦げ付きなどは熱湯を入れてから柔らかくしてから落としてください。

洗った後は、空焼きを行うと赤サビ防止になります。

長持ちさせるための "油返し" とは?

鉄フライパンに『油膜』を形成させるために、最初の1ヶ月は必ず行いましょう。

油膜が形成されると焦げ付きにくい鉄フライパンになります。

1ヶ月程度したら鉄フライパンに黒くツヤツヤとした光沢が出てきます。

これが『油膜形成完了』のサインです。

油返しの方法は?

工程

1. 0.5カップ程度の油を入れフライパン全体に行き渡らせます。

2. そのまま中火で加熱し煙が出てきたら火を止めます。

3. 余分な油をオイルポットに取り除いたら、油返し完了です。

4. この工程を終了したのちに調理を始めます。

サビが出てしまったら?

金属たわしなどの硬いもので強く擦って取り除く。

気づかないうちに水分が付着していたり、湿気の多い場所保管しておくと、

お手入れをしていてもサビが出てしまうことがあります。

何回錆びついても、焦げ付いてもやり直しができるのが鉄フライパンです!


錆びている箇所を金属たわしで擦り落とし、空焼きを行います。

同じところが焦げてしまう、どうしたらいい?

油を馴染ませた際にムラがあるからです。

このような場合には内側を金属たわしなどの硬いもので擦り、


現在ついているサビ・皮膜を取りとり除いた後、新品をと同様の油ならしの工程を行なってください。



このほかのトラブル対処法は下記のボタンをクリックし、


別ページ『こんな時どうしたらいい?』で紹介しておりますのでご参考ください!

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