温かいうちに金属たわしを用いて、水で洗います。
調理後は温かいうちに洗うと汚れが落ちやすいです。
焦げ付きなどは熱湯を入れてから柔らかくしてから落としてください。
洗った後は、空焼きを行うと赤サビ防止になります。
鉄フライパンは鉄という素材の性質上、
焦げ付きやサビが出やすいフライパンです。
しかし、正しい使用前準備と
お手入れ方法で他のどんなフライパンよりも長くお使いいただけます。
新調した鉄フライパン。
今回はまず "クリア塗装(サビ止め塗装)の取り除く" 工程を主軸に、
日々のお手入れまでをご紹介いたします。
鉄フライパンの表面には、製造からお客様のもとに届くまでサビ防止のため "クリア塗装(サビ止め塗装)" が施されています。
これは無色透明の表面塗料で、食品衛生法の規格基準に適合しており人体に無害ですが、
使用する前に取り除かないと料理の味等が変化したり鉄フライパンが焦げ付く可能性があります。
またクリア塗装(サビ止め塗装)は、高温で鉄フライパンに焼き付けられているため
焼いて除去する「空焼き」という作業が必要となります。
ガスコンロでのクリア塗装(サビ止め塗装)の取り除き方法をご説明します。
・鉄フライパン
・油
・金属タワシ(亀の子タワシ)
・キッチンタオル
・野菜クズ(皮や芯など)
・オイルポット
周辺環境
それではクリア塗装(サビ止め塗装)を取り除く工程を始めるにあたって
環境を確認していきます。
換気扇はONに
クリア塗装(サビ止め塗装)を取り除く際には煙が多く出るので、
換気扇は最大にしておきましょう。
空焼きをする
加熱する
中火で熱し、徐々に強火にして15〜20分フライパンを傾けながら全体をむらなく加熱します。
焼き込み状態確認
煙特有の臭気が出ますが、これはクリア塗装(サビ止め塗装)が熱によって
気化している状態になります。
煙が出なくなるまで充分に加熱し本体の色が変わればクリア塗装(サビ止め塗装)がほとんど取り除かれています。
加熱したらこのように茶色く変色していきます。
この変色が ”クリア塗装(サビ止め塗装)を取り除いた”目安になります。
全体がこのようになるように行っていきます。
部分的にクリア塗装(サビ止め塗装)が残っていたら、再び火を当てて完全に焼き切るようにしてください。
鉄フライパンを洗っていきます。
タワシ等で洗う
フライパンが冷えたら、タワシ等で内面を洗い流します。
この時ゴシゴシ洗ってもOK
傷に強い鉄フライパンなのでしっかりと擦って洗い流します。
⚠️ここまでの工程のまま放置するとサビの原因になります。
必ず続きの工程を行いましょう。
水気をよく拭き取る。
鉄にとって、『水』は大敵です。
水滴を一滴も残さずに完全に水気を拭き取ります。
鉄フライパン表面の酸化皮膜には、小さな穴が多く開いており、
この穴が油に入り込んで鉄フライパンの表面に薄く油の膜が作られるため、
油を本体になじませることで焦げ付きやサビが出にくくなります。
油を注ぐ
本体に多めの油を注ぎます。
油をなじませる
ここまでの作業で【ガスコンロでのクリア塗装(サビ止め塗装)の取り除き方法】は
完了になります。後の作業は【お手入れについて】をご参照ください。
・鉄フライパン
・油
・金属タワシ(亀の子タワシ) or 紙やすり
・野菜クズ (皮や芯など)
・キッチンタオル
・オイルポット
クリア塗装(サビ止め塗装)をこすり落とす
今回は野菜クズとしてキャベツの外葉、ブロッコリーの芯を用いましたが、そのほかの野菜を用いてもOKです。
加熱する
焦げ付く一歩手前まで炒めます。
野菜クズを捨てる
十分に加熱が完了したら、野菜クズを取り出します。
ここまでの作業で【IHコンロでのクリア塗装(サビ止め塗装)の取り除き方法】は完了になります。
鉄フライパンを洗っていきます。
タワシ等で洗う
※やけどに注意してください。
傷に強い鉄フライパンなのでしっかりと擦って洗い流します。
⚠️ここまでの工程のまま放置するとサビの原因になります。
必ず続きの工程を行いましょう。
水気をよく拭き取る。
鉄にとって、『水』は大敵です。
水滴を一滴も残さずに完全に水気を拭き取ります。
油を本体になじませる。
油を注ぐ
油をなじませる
油を捨てる
続いて鉄フライパンのお手入れ方法についてご紹介します。
使い終わった後の片付け方法は?
調理後は温かいうちに洗うと汚れが落ちやすいです。
焦げ付きなどは熱湯を入れてから柔らかくしてから落としてください。
洗った後は、空焼きを行うと赤サビ防止になります。
長持ちさせるための "油返し" とは?
油膜が形成されると焦げ付きにくい鉄フライパンになります。
1ヶ月程度したら鉄フライパンに黒くツヤツヤとした光沢が出てきます。
これが『油膜形成完了』のサインです。
油返しの方法は?
1. 0.5カップ程度の油を入れフライパン全体に行き渡らせます。
2. そのまま中火で加熱し煙が出てきたら火を止めます。
3. 余分な油をオイルポットに取り除いたら、油返し完了です。
4. この工程を終了したのちに調理を始めます。
サビが出てしまったら?
気づかないうちに水分が付着していたり、湿気の多い場所保管しておくと、
お手入れをしていてもサビが出てしまうことがあります。
何回錆びついても、焦げ付いてもやり直しができるのが鉄フライパンです!
錆びている箇所を金属たわしで擦り落とし、空焼きを行います。
同じところが焦げてしまう、どうしたらいい?
このような場合には内側を金属たわしなどの硬いもので擦り、
現在ついているサビ・皮膜を取りとり除いた後、新品をと同様の油ならしの工程を行なってください。
このほかのトラブル対処法は下記のボタンをクリックし、
別ページ『こんな時どうしたらいい?』で紹介しておりますのでご参考ください!